鋳造関連副資材

アルミ鋳造用関連品

アルミ鋳物用充填補修剤

SHINOBI 101

  • シリンジ
  • 主剤と硬化剤を重量比2:1の割合で混合してご使用下さい。
  • アルミ合金鋳物の鋳巣・欠陥部位補修剤
アルミ鋳物用充填補修剤 SHINOBI 101

「SHINOBI 101」は、アルミ合金鋳物製品に発生した目に見える欠陥部位に充填して硬化させることにより、欠陥部を補修する補修剤です。硬化するとアルミ色の硬い構造となり、強力に接合しますので取れたりする事がありません。

本製品は、肉痩せの小さいエポキシ樹脂をベースに耐熱性を高くする配合物を添加しています。
更に一般のものより粘性が低く流動性があるため、小さく複雑な欠陥部にも良く充填でき、補修するためにドリルで孔を大きくする必要はありません。

一般に、硬化前のエポキシ樹脂(液状)は、皮膚に付着すると刺激性が高く炎症を起こしやすい性質を持っていますが、「SHINOBI 101」は予めシリンジに入っておりますので、直接皮膚に触れたりする危険が少なく、安心してご使用になれます。


左:使用前     右:使用後
用途・特徴

@ 本製品はエポキシ系補修剤で、金属光沢を持つ硬化体を形成し補修部分が目立ちません。

A 硬化収縮率も小さく補修部面に強力に接着するため、硬化後に取れたりしません。

B 可使時間は約20〜30分、硬化時間は3〜4時間で、研磨などの加工が可能になります。

C 専用シリンジに入っており、必要量に応じて最適量を採取できますので無駄がなく、又、直接手に触れることが無いため、安心して取り扱うことが出来ます。

D シリンジに入っている補修剤は途中で硬化することが無く、最後まで使用出来ます。

使用方法

@ 前準備:補修部分のゴミなどをAirで清浄にし、アセトンで油分を取り除きます。

A 天秤を用いて各シリンジから所定量押し出します。(重量比で主剤:硬化剤=2:1にします。)

B 混合容器中で主剤と硬化剤を、均一になるまで良く混ぜ合わせます。(30秒程度)

C 専用充填器具(有柄針・スパチュラ)を用いて充填処理を行います。有柄針の先端部に「SHINOBI101」混合ペーストを少量取り、欠陥部内壁を擦るようにして内部の空気とペーストを置換させるようにし、スパチュラを用いてペーストが僅か盛り上げる様に充填します。 

D 補修部周囲の余剰処理剤は必要に応じて(綿棒+アセトン)で拭き取って下さい。

E そのまま室温中で放置します。(気温の低い冬季は室内で作業して下さい。)
 加熱(60〜80℃)すると硬化時間を短縮出来ます。

F 硬化後、必要に応じてオイルストーンやエメリー紙で表面を平滑にします。(研磨を行うと修理部分がやや黒ずみます。予め別場所で確認して下さい。)

製品形態
1kit構成 (ラミネート袋入り)
主剤14g(14mlシリンジ・銀色)
硬化剤7g(7mlシリンジ・肌色)
*専用充填器具(有柄針・スパチュラ)は別途お求め下さい。
株式会社シフトケミカル