「クラックシーラーPA-100」は細かい隙間にも浸透して硬化し、隙間を完全に封止します。
硬化した後は熱水に対しても浸潤することなく水の浸入を確実に防止します。
又、「クラックシーラーPA-100」は鋳鉄や鋼との密着性が良いため、封止性はより確実になります。
処理した部分はやや白色になりますので、処理の有無が確認できます。
隙間がやや大きい(1mm〜2mm程度)場合には、ペースト状の「クラックシーラーPA-300」がより良い結果を出せます。更に大きい隙間の場合にはクラックシーラーSN600をご使用下さい。
外観 | 白色液体 |
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密度 15℃ g/cm3 | 1.38〜1.45 |
PH原液 | 1.4〜1.5 |
溶解度 | 水に易溶 |
@ 金型嵌合部分、ボルト固定あわせ部分の隙間や亀裂補修にご使用下さい。
硬化物は、800℃以上の耐熱性を持ち、金型に強固に固着します。金型の固定された合わせ面や亀裂面に対してご使用下さい。
*欠けた部分(米粒状)については密着し難いので使用しないで下さい。
A 処理する箇所に対して適正な製品をお選び下さい。
クラックシーラーPA-100は粘度の低い製品であるため、主として1mm以下の細かい隙間や亀裂などに対して使用致します。
1mm〜2mmの隙間では粘度の高い製品ペースト状のクラックシーラーPA-300をご使用下さい。
2mm以上の隙間には、関連商品のクラックシーラーSN600(高粘度ペースト品)をご使用下さい。
B 処理する箇所に油が付いていませんか?
機械油やグリースが付いたまま充填しますと、密着性が悪くなります。
処理前に金型表面をバーナー等で焼き、油分を焼却してから処理して下さい。
C 使用後の硬化物の除去について
硬化物は非常に強固に金型に固着しています。除去する場合にはワイヤー回転ブラシ等を使用して除去清掃して下さい。
D 硬化処理でのご注意
本製品は水分が含有されております。
そのため、バーナー直火を当てて急激に加熱しますと、水分が沸騰して気泡が発生し硬化物が非常に脆くなってしまいます。
・過熱の際は出来るだけ弱火・遠火で周囲部分から5分間加熱し、水分を飛ばしてから200〜400℃に加熱し硬化して下さい。
・硬化後は800℃以上の耐熱性を有しますので、直火や直接溶湯に接触しても強固に金型に固着し、亀裂の補修・金型合わせ面の隙間を充填補修します。
ご使用上、お気づきの点がございましたらご連絡下さい。